【特集】金利だけで選んではいけない!?マイカーローンの損をしない選び方

提供:株式会社ZUU
作成日:2018年5月10日

(画像:PIXTA)

車のローンの利用を考える場合、車の販売店のディーラーローンを思い浮かべる人が多いかもしれません。

ディーラーローンの場合、販売店と契約している信販会社などから借り入れをおこないます。一般的に信販会社は、手数料(マージン)を販売会社へ支払っているので、金利がすこし高めです。

ディーラーローン以外の選択肢として、金融機関のマイカーローンがあります。金融機関のマイカーローンはディーラーローンよりも金利負担が低いことが多いようです。そこで、マイカーローンの損しない決め方を一緒に考えてみましょう。

返済期間・返済計画の検討を

マイカーローンでお金を借りる以上、金利の負担が発生します。そこで少しでも返済額をおさえるために、できるだけ金利は低い方がいいと思うのは、とても自然な考え方だといえます。
ただ、マイカーローンにかかる費用を左右するのは、実は「金利」だけではありません。では、「金利」以外にはどのような点に注意するべきなのでしょうか。

たとえば、返済期間や返済計画はポイントのひとつになります。利息の負担を少なくしたい場合は返済期間を短く設定します。総返済額がふえても毎月の返済額を少なくしたい場合は返済期間を長く設定します。

例えば、300万円を期間5年と10年で借入した場合(金利3%)を比べると以下のようになります。
いずれもボーナス返済や諸費用は考慮していません。

返済期間5年(60回払い)の場合

毎月の返済額は5万3,906円、総返済額が323万4,360円になります。利息の負担は23万4,360円です。

返済期間10年(120回払い)の場合

毎月の返済額は2万8,968円、総返済額:347万6,160円です。利息負担:47万6,160円になります。
借入期間が長いと返済総額がふえることがわかります。

ただ、早く完済したいからとあまりにも短期間でローンを組んでしまうと、毎月の返済が大変で、結局、車を手放さなければならないということにもなりかねません。無理なく返済していける期間でローンを組んで、余裕があれば繰り上げ返済をすることによって利息負担を軽減するのがよいでしょう。このため、繰り上げ返済の手続きや手数料などについてもしっかり確認したいところです。

頭金はどう考えたらいいの?

車の購入費用の全額は無理でも、頭金として一部は現金で準備できる人もいるかもしれません。マイカーローンを利用する際に、頭金をいくら準備するかは、ご家庭の家計の状況や将来必要な資金を考えながら判断する必要があります。

頭金がある場合とない場合では、そもそも借入金額(元金)が変わりますので、その分金利負担額が変わり、返済総額にも違いがでます。この点をふまえ、ご自身の状況にあわせることが肝心です。

金利を左右する条件とは?

マイカーローンで適用される金利は、金融機関によっても異なります。金融機関ではさまざまな特典があり、たとえば以下の条件を満たすと、金利の優遇が受けられる場合もあります。

金利優遇条件の例

そのため、最終的に自分が何%の金利で借り入れすることができるのか、そのための条件は何かを把握しておくとよいでしょう。

マイカーローンは総合的に判断しよう

このように、マイカーローンを利用する際、金利は大きな判断基準ですが、金利以外の返済計画や資金計画によっても総返済額は変わります。また金利を左右する条件は金融機関で異なります。そういったことを総合的に判断して、ご自身にあったマイカーローンを選びましょう。

本ページ掲載の情報は作成日時点で株式会社ZUUが執筆したものであり、現時点において最新の情報でない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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