トップメッセージ

皆さまには、平素よりご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。

横浜銀行は、グループとしての長期的にめざす姿である「地域に根ざし、ともに歩む存在として選ばれるソリューション・カンパニー」への転換に向けて、昨年4月にスタートした中期経営計画では3つの基本テーマ「Growth」「Change」「Sustainability」を掲げ、各施策にスピード感をもって取り組んでいます。

「Growth」では、前中期経営計画期間に実践してきたソリューションビジネスの深化・拡大をさらに進め、お客さまとともに成長することをめざしています。個人のお客さまには、ライフステージに応じたソリューション提供や、オーダーメイド・ワンストップでのソリューション提供を通じて、人生100年時代におけるお客さまの豊かな暮らしのサポートに取り組んでいます。法人のお客さまには、事業・財務・資本などの経営戦略に深く関与する戦略ソリューションの提供の強化に加えて、お客さまの現地法人向けの海外ソリューションビジネス強化に取り組んでいます。また、規制緩和等を踏まえ、戦略的投資・提携等を活用したビジネス領域の強化・拡大にも挑戦しています。

「Change」では、人的資本経営の重要性が高まる中で、「ソリューション・カンパニー」への転換に向けた人づくりや、挑戦意欲・成長意欲が高い組織風土への改革を推し進めています。リスキリングの強化や、FA制度の試行導入等により、これまで以上に従業員の自律的なキャリア形成を支援しています。また、デジタル・トランスフォーメーションの取り組みについては、個人のお客さまには、次期スマートフォンアプリ「はまぎん365」の導入などを通じて、非対面チャネルの拡充・高度化を進め、お客さまの利便性向上・コミュニケーション強化を追求しています。法人のお客さまには、浜銀総合研究所や外部専門家企業等との連携により、ビジネスマッチングだけではなく、業務プロセスの効率化に向けたデジタルコンサルティングを実施し、デジタル化支援を強化しています。

「Sustainability」では、持続可能な地域社会の実現に貢献するべく、エンゲージメントを実施し、お客さまの脱炭素への取り組みフェーズに合わせたサステナブルファイナンスなどのソリューションを提供し、サステナビリティ分野でのお客さまの課題解決に努めるとともに、コンコルディア・フィナンシャルグループとして、2030年度までのカーボンニュートラル達成に向けた自社の脱炭素化の取り組みを進めています。また、地域金融機関として、昨年5月に神奈川県内の地方公共団体向けに「地域脱炭素プラットフォーム」を設立し、地域脱炭素の推進に向けた取り組みを進めています。

横浜銀行は、これからもお客さまのお役に立ち、お客さまの期待を超えるサービスを提供し続けてまいります。引き続き一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年4月
株式会社横浜銀行 代表取締役頭取

片岡 達也

このページをシェア