—少年時代はどんな子どもでしたか? また小学校1年生で空手をはじめた理由を教えてください。
小学校の担任の先生から「やんちゃだった」と言われたくらいなので、やんちゃな方だったと思います。暴れん坊でした(笑)。とにかく運動が好きで、学校のマラソン大会でも毎回3位以内には入っていたかと思います。そんなぼくに母親が何かを習わせたかったみたいで、近所の空手道場に通うことになりました。当時ケンカで負けたのが悔しくて「強くなりたい」という気持ちもあったんですよね。ただ、コーチが、「強さ」だけではなく「礼に始まり礼に終わる」という礼儀の正しさをちゃんと教えてくださる方で、徐々に「武道」としての「空手」にのめり込むように。
そのうち、ただ一人で黙々と空手の練習をやっているだけだと自分の強さがどのくらいかわからないので、試合に出たいと思うようになっていきました。そうなると今度は「試合で負けたくない」という気持ちが強くなっていくので、どんどん練習に身が入るように。「次の試合も勝ちたい」「もっと強くなりたい」と思う気持ちがその頃から、ずっと今も続いている感じです。
とにかく練習、練習、という感じですね。練習でやったことがほとんど試合に出るというか、練習でやれないことは試合には出せないので、今でも本当に練習しかないなと思っています。