【特集】およそ2割が金融資産なし?50代から考える年金とお金のこと

提供:株式会社ZUU
作成日:2018年7月27日、更新日:2019年4月26日

(画像:PIXTA)

ライフイベントが多い30代、子どもの教育にお金がかかる40代を経て、50代になってやっと自分たちの今後のことをゆっくり考えられるようになったと思う人もいるかもしれません。そこで考えたいのは、定年退職後の生活です。子どもの世話にならず、なるべく自分たちの生活費は自分たちでなんとかしたいと思うものの、今までお金のことをなかなか考えられなかった人もいるのではないでしょうか。そこで、年金と老後のお金について一緒に考えてみましょう。

50代のおよそ2割が金融資産なしって本当?

まず、50代のお金についての考え方をみてみましょう。金融広報中央委員会が「二人以上世帯」を対象として2018年におこなった調査によると、50代の84.1%、60代の77.6%が老後を心配だと答えています。さらに、50代の61.6%、60代の59.5%は生活設計を立てておらず、50代で17.4%、60代で22.0%の割合で金融資産を保有していないという結果でした。

ここからは、老後を心配している人の割合が高いにもかかわらず、老後の資金をどのように準備したらよいのかわからない様子がうかがえます。

老後への備えが早いほど無理せず準備できる

一般的に、65歳で定年退職した人の場合は65歳から年金の受給が始まります。定年退職後は給与収入がなくなり、2か月に1回支給される年金収入が収入の柱になります。しかし、年金収入だけで生活費が足りないという人は、退職金や預貯金を取り崩さなければなりません。

例えば、退職後の生活資金を計算したところ、1,500万円不足している人のことを考えてみましょう。今が60歳ならば、老後生活に備えるためには65歳まで毎年300万円を貯めなければなりませんが、50歳の人は毎年100万円貯め続ければ定年退職を迎える頃には1,500万円貯まります。

このことから老後の備えは早く始めれば始めるほど、無理せずに貯蓄できることが分かります。そこで大事なのが家計の状況です。貯蓄をするためには、まずは現状を確認しておきましょう。

老後に向けて家計を意識しよう

定年退職後の主な収入が年金の場合、退職までに積み上げてきた資産状況がその後の生活に影響します。そのため、退職までにいくら資産形成ができるかをシミュレーションすることが大切です。現在の家計ではボーナスも含めて毎年いくら貯蓄ができるかも大切ですが、毎月の収支がどのようになっているのかを把握しておきましょう。その中で無駄な支出があれば、抑える意識も持ちましょう。

また、退職後の支出がどれくらいあるのかを考えて、年金との収支のバランスを検討しましょう。毎月の支出額だけでなく、税金や保険料などの年払額、電化製品や冠婚葬祭費など数年・数十年単位の支出額も加味して、具体的なイメージを持つことが大事です。そのうえで、毎月いくら貯蓄をするのかを決めましょう。

老後のために3つのことを検討してみませんか

退職までに毎年いくら貯蓄に回すのかを決めたら、具体的な行動に移りましょう。すぐに出来る行動を3つ紹介します。

年金生活を意識した生活に変える

年金生活を意識した生活に徐々に変えていく意識をしましょう。現役時代に比べて年金生活では収入が減る人が多いのではないでしょうか。現役時代と同じような生活をしていれば貯蓄を切り崩さなければなりません。すると思った以上に早く貯蓄がなくなる事態が発生する可能性もあります。年金生活を意識した生活に変えれば、おのずとお金が浮くはずです。

買い物をするときは本当に必要なものなのか3回考える

次に無駄遣いがないかをチェックしましょう。お金を貯めようと無理な節約をすればいずれ反動がきます。そのため、あれもこれもと切り詰めるのは控えましょう。例えば、買い物をするときには本当に必要なものなのかを3回考え、それでも必要なら購入する、必要ないと思うなら購入しないというクセをつけることで、無駄遣いが自然となくなるはずです。

住宅の住み替え・借り換えができないかを考える

子どもが自立し、夫婦2人暮らしになればそれまでの家から離れ、2人暮らしに適したコンパクトなタイプの家に引っ越す人もいます。また、住宅ローンがある場合に退職金で全額完済しようと考えている人は、債務残高や金利を確認し、金利が高い場合は別の住宅ローンに見直しをするのも一案です。

大企業でも倒産したり、業績が悪くなる可能性もあり、見込んでいた退職金が減額する可能性も否めません。そうすれば、老後も住宅ローンの返済を続けなければならない事態が発生します。もし、今から見直しができるようであれば、検討しましょう。

上記はすぐに実行できるお金の改善ポイントです。住宅の住み替え・借り換えは検討しない人でも、老後生活に合わせた生活や購入時の検討はすぐに取り入れられる習慣ではないでしょうか。そこから浮いたお金を貯蓄に回せば、今までお金が貯まらなかった人でも、徐々に貯蓄ができるようになります。

本ページ掲載の情報は作成日時点で株式会社ZUUが執筆したものであり、現時点において最新の情報でない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

このページをシェア