
2024.06.13
教育ローンと奨学金、どうちがう?
- 監修
- 株式会社MILIZE
- 更新
- 2024年6月
お子さまの教育費のやりくりで、悩んだことはありませんか?
そんなときに利用できるのが、教育ローンや奨学金です。
これからお子さまが大学入学を控えている方や、すでにお子さまが大学に通学中で学費の工面に苦労している方に向けて教育ローンと奨学金の違いや、使い方のコツについて解説します。
教育ローンと奨学金の特徴
「教育ローン」と「奨学金」はどちらも、教育資金の準備のために利用するものです。返済不要の給付型の奨学金をのぞき、返済する必要があります。
教育ローン、奨学金ともに様々な種類がありますが、ここでは各金融機関が提供している教育ローン(以下 民間の教育ローン)と日本学生支援機構の第二種奨学金を比較して解説します。
民間の教育ローン (カードローン型・一括借入型) |
第二種奨学金 | |
---|---|---|
申込者 (返済される方) |
学生の保護者 | 学生本人 |
申込条件 | 収入上限:なし (安定継続した収入のある方) 学力条件:なし |
収入上限:あり 学力条件:あり |
入学前の 借り入れ |
可能 | 不可 |
申込時期 | いつでも申込可能 | 申込時期が限定 |
金利 | 変動金利:年0.9%~4.9%前後 (金融機関によって異なる) |
利率固定方式:年1.140% 利率見直し方式:年0.500%
|
借入金額 | 金融機関によって異なるが 最大1,000万円など幅広い |
月額2~12万円から選択 |
教育ローンのメリット・デメリット
教育ローンは親が借り主となります。メリットは、子どもに負担をかけなくて済む点です。
基本的にいつでも申込ができ、奨学金に比べ申込から借入までの期間が短い点もメリットです。
また、借入金の用途が広く、入学金や授業料だけではなく、大学入学を機に1人暮らしをする場合の住まいの敷金や、通学費用などに利用できるものもあります。
教育ローンのデメリットは、奨学金よりも金利が高く、基本的にローンを組んだ翌月から返済が始まる場合がある点です。
奨学金のメリット・デメリット
奨学金は、学生本人が借り主となります。メリットは、在学期間中は無利息にすることができ、卒業予定の年まで返済を先送りできる点です。
また、経済的に困難な家庭の学生を支援する制度であることから、教育ローンに比べ金利が低く設定されています。
奨学金のデメリットは、子どもに返済の負担がかかることです。
また、基本的に奨学金は入学後の受け取りになるため、用途として入学金準備には向きません。
他にも、世帯年収や学力などの基準が厳しく設けられており、全ての希望者が利用できるわけではないという点も知っておきましょう。
気になったら情報収集からはじめてみよう
教育ローンと奨学金の違いや使い分けのポイントについてお伝えしました。
「教育ローンや奨学金について、もっと知りたい」「教育資金の計画を具体的に立てたい」と思ったら、情報収集からはじめてみましょう。
教育ローンを扱うウェブサイトでは、返済シミュレーションが可能です。民間の教育ローンを比較するウェブサイトもありますので、情報収集をしながらご自身に合う教育資金の調達方法を考えてみてはいかがでしょうか。
ただし、給付型の奨学金以外は、返済が必要になります。
教育ローンや奨学金を利用する場合は、返済が家計を圧迫することが無いよう、しっかり返済計画を立てて利用するようにしましょう。
この記事が、今後の教育資金の計画を考えるきっかけになれば幸いです。
横浜銀行でも教育ローンをお取り扱いしております。
ご返済シミュレーションをご希望の方は以下よりご利用ください。
商品に関する詳しい情報をご希望の方は以下をご覧ください。
2024年5月時点の法令に基づき更新
記事をシェアする