2023.06.01

マイカーローン、賢く使ってカーライフをエンジョイ。それでもあなたは現金派?!

監修
株式会社MILIZE
作成
2023年5月

車はとても高価なため購入にはある程度まとまった資金が必要です。
最近はカーシェアリングなど気軽に車を借りられるサービスが充実してきています。
しかし、車で出かけたいと思う時期は週末や連休、夏休みなど、たいてい他の人と重なるもので、必ずしも希望の車を借りられるとは限りません。そんなとき、マイカーがあったらどんなに便利でしょうか。
今回は車の購入を検討し始めたAさんを例に「自動車ローン」について解説をしていきたいと思います。

Aさんのプロフィール

項目 内容
年齢 28歳(独身)
年収 600万円
住まい 賃貸ワンルーム
貯金残高 300万円
趣味 ゴルフ(先輩や取引先からよく誘われ毎週のようにコースに出ている)
車を買おうと思ったきっかけ ゴルフのたびに、先輩や取引先の車に乗せてもらうのに気を遣うため、「自分の車があればなぁ」と考え始めた。

マイカーの購入は現金派?ローン派?

どんなマイカーを買おうか考える時間はとても楽しいものです。
新車であれば各自動車メーカーのサイトで、車種や色、オプションなどを選んでいけば簡単に見積書を作成することができます。
中古車も検索サイトで、車種、年式、走行距離などの条件を入力すればお好みの車を見つけることができます。

Aさんのように職場の先輩や取引先の方とのゴルフで使う車であれば、ゴルフバッグが2つ3つ積める必要があります。そうなると新車で300万円超はするのではないでしょうか。最近の車は安全装置やカーナビゲーションなども充実しており、価格が上昇傾向にあります。

いざ購入をするとなると問題になってくるのが、資金の調達方法です。
現金一括払いとローン利用のそれぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。

現金で購入するメリット・デメリット

メリット デメリット
現金一括払いで購入 金利がかからない
手続きが簡単
手持ちの資金が一気に減少する
購入できる車種やグレードが手持ちの資金によって制限される

現金一括払いの場合、金利がかからず、煩雑なローン審査などの手続きがない点がメリットと言えます。

一方、手持ち資金が一気に減ってしまうことが最大のデメリットです。
万が一に備えて生活費の3~6か月分は生活予備費として持っておきたいところです。マイカーを現金一括払いで購入し、生活予備費が薄くなると、本人や家族の病気、けがなどの不測の事態に対応できなくなる可能性があります。

また、手持ち資金によって、購入できる車種やグレードが限られることもデメリットです。車種やオプションを妥協した結果後悔することがあっては、マイカーの魅力が半減してしまいます。

Aさんの場合、会社の先輩や取引先とゴルフに行くためにマイカーの購入を検討しているわけですから、ゴルフバッグが積めない車や大人3~4人が乗車すると窮屈な車で妥協する選択肢はなく、貯金残高300万円を使って求めるマイカーを購入してしまうと十分な生活予備費の確保が難しくなります。

ローンで購入するメリット・デメリット

メリット デメリット
ローンを利用して購入 手元の資金を確保しながらマイカーを持てる
車種、グレードなどの選択肢が広い
金利が発生する
借り入れの手続きが必要

それでは、ローンを利用してマイカーを購入する場合はどうでしょう。

なんといっても、購入予算に余裕ができることが最大のメリットです。無理のない返済計画に基づいて借り入れすることにより、手元の資金(生活予備費など)を確保しながらマイカーを手に入れることができます。また、手持ち資金以上の金額でも購入できる可能性があるため、選択する車種の幅、オプションなどの選択肢が広がります。

逆にデメリットとしては、金利が発生することと、借り入れのための審査手続きなどのわずらわしさが挙げられます。
しかし、昨今の低金利政策を背景に金利は低く抑えられており、手続きもWEBで完結、来店不要の金融機関も増えていますのでローン利用のハードルは確実に下がっています。

マイカー購入のためのローンは大きく分けて二種類あります。銀行などの金融機関が扱う「マイカーローン」と自動車販売店などが扱う「ディーラーローン」です。それぞれを比較してみましょう。

銀行系マイカーローン ディーラーローン
金利 年0.9%~3%程度 年3.5%~9%程度
保証料 銀行負担 利用者負担もしくは金利に上乗せ
完済までの所有者 購入者本人 ディーラーもしくは信販会社
審査申し込み 車が決まる前に申し込める 車が決まってから申し込む
用途 車両本体の購入費
オプションの購入費
車検や修理費
カスタマイズ費
など
車両本体の購入費
オプションの購入費
など
その他 ディーラーローンからの借り換えも可能

もっとも大きな違いは金利です。銀行系のマイカーローンとディーラーローンとでは、5%以上の金利差が発生する場合があります。この差は大きいです。

さらに保証料もディーラーローンの場合は利用者負担のケースが多いので、その分利用者の負担が増えることになります。

また、ディーラーローンの場合、完済するまで車の所有者がディーラーや信販会社となりますので、基本的には返済中は車の売却や譲渡ができず、事故で廃車となれば一括返済を求められるケースもあります。

購入する車が決まっていなくても審査の申し込みができるのが銀行系マイカーローンの魅力でもあります。仮審査を受けて融資が受けられる額を把握しておけば、その範囲内でじっくりと車を選ぶことができるので安心ですね。

しかも、銀行系マイカーローンの場合、用途が幅広く認められており、カスタマイズ費用なども賄うことができます。

銀行系マイカーローンはディーラーローン(残価設定型ローンも含む)からの借り換えにも利用できますので、すでにディーラーローンで車を購入された方も検討の価値があります。

まとめ

マイカー購入者のうち、4割強の人が何らかのローンを利用していると言われています。

比較的金利も低く抑えられていて、手続きもWEBで完結するなど、使い勝手の良い銀行系マイカーローンを賢く利用し、マイカーライフをエンジョイしてはいかがでしょうか。

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