2025.03.27

なにかとお金がかかる「冠婚葬祭」いくら準備すればいいの?

監修
株式会社MILIZE
更新
2025年3月

憧れの結婚式、夢が膨らみます。誰を招待しよう、ドレスは、食事は、と嬉しい悩みは尽きません。
ただし、夢と同時に膨らんでいくのが予算です。お色直し追加でプラス〇万円、食事の内容を豪華にしたらプラス△万円と、天井知らずに上がる見積額…。
「一生に一度のことだから…」と自分を納得させようにも、お金の問題はシビアに現実に引き戻してきます。
予定を立てられる結婚式と違い、突然訪れるお葬式のお金の問題は更に深刻です。
突然のことで動揺する中、葬儀業者の「皆さまこのようにされています。」という言葉のままに金額を確認する間もなく段取りを決めてしまい、すべて終わってから請求書を見てビックリ、ということもあるかと思います。

冠婚葬祭はとにかくお金がかかります。

経済産業省の調査によると、2024年の結婚式費用の全国平均は約366万円、葬儀費用の全国平均は約122万円だそうです。
これだけでもかなりの額ですが、結婚の場合はこのほかにも新婚旅行や新居への引っ越し費用が、葬儀の場合は香典返しや墓石、仏壇などの費用が必要となります。
ご祝儀や香典などを差し引いても、かなりまとまった資金が一度に支出されることになります。

葬儀1回で何か月分もの給料が消えると考えると、一度に大きな金額が必要になるライフイベントに対しては、計画的に積み立てをしておく必要があります。

いつか使うことになる資金ですから、積み立ての方法は積立定期預金などのリスクが低い商品をおすすめします。積み立てた資産を運用する積立投資は、いざ資金が必要となったときに元本割れしているリスクがあるため、使用目的が決まっている資金の積み立てにおいては不向きです。

とはいえ、いざ積み立てを始めても、まとまった額になるまでには時間が必要です。
一般的には生活予備費として、数か月分の生活費は貯めておいた方が良いと言われています。
積み立てがまだ不十分な状態で葬儀などの大きな出費がおこった場合に生活予備費を取り崩すことになると、その後の生活に不安が残ってしまいます。

こういった場合には、生活予備費を取り崩すのではなく、金融機関が提供している多目的ローンを活用するのも1つの手です。
生活予備費を残したまま、葬儀費用分の借り入れを毎月少しずつ返済していくことができます。

大きなライフイベントの出費の後も、日々の生活は続きます。ローンを上手に利用して、心と生活にゆとりをもつのもいかがでしょうか。

ライフサポートローン

出典:
経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」