EPISODE 02
地元で働ける喜びと
城下町の美しい桜並木
古谷綾子
2020.04.01 UPDATE
私が小田原支店への異動を告げられたのが2019年4月。初めての異動は期待と不安でいっぱいでしたが、圧倒的に私の中を占めていたのは青春時代を過ごした地元で働ける喜びでした。学生時代に通ったお堀端通りの桜並木や、憧れの報徳二宮神社で巫女の体験をしたことなどが思い出されます。
歴史ある街、小田原で勤務するようになり一番に感じたのは、お客さまの地元愛の深さでした。ある時、遠方にお住いのお客さまから、電話にて事務手続きの問い合わせをいただきました。郵送でのやり取りを終えた時、お客さまより、小田原に住んでいた時の思い出と、当行への感謝の気持ちが綴られたお手紙をいただきました。他にも窓口応対をしていると、多くのお客さまからお声掛けをいただきます。「横浜銀行さんはずっと昔から取引しているよ」「これからも小田原をよろしくね」。数ある金融機関の中から当行を選んでくださるお客さまの期待と信頼、地元愛を感じた経験でした。
新緑の春、小田原城付近はきれいにライトアップされ、儚くも美しい桜並木が広がります。地元愛で築き上げられてきた城下町小田原。時代が変わっても、そこに暮らす方々の愛が変わらず続いているからこそ、街は発展していくのだと思います。
私は横浜銀行の行員として、「横浜銀行を利用してよかった」と感じていただけるよう、お客さまとの応対を通じて、この街に寄り添っていきたいです。