EPISODE 01

お客さまに
恩返しがしたい

代表取締役頭取 大矢恭好

2020.04.01 UPDATE

私は、支店勤務時代はほぼ法人営業の仕事をしてきました。まだ担当者だった頃は、お客さまに感謝されることがもちろん大きなモチベーションとなる一方で、恥ずかしながら銀行の業績を上げることに力を注いでいた気がします。

転機は、2003年に初めて支店長を拝命した時です。当時は公的資金を導入して横浜銀行も体力を取り戻すのに必死の時代でしたが、お客さまは、当行を全面的に支えてくれました。お客さまの当行を応援してくださる思いに触れ、現場の長として、どう支店経営をしていくべきか真剣に考えた時に、「お客さまに恩返ししたい」「真にお客さまの役に立つ仕事をしなければならない」と本気で感じました。そして「銀行を支える支店のメンバーに恥ずかしくない仕事をしなければ」とも考えました。それが今でも私の仕事の価値判断の原点になっています。

そんな新任支店長時代に自分に課した目標は、① お客さまにたくさん会ってニーズを拾い、何度でも解決案を持っていくこと。② 横浜銀行の良さを広めるため、1週間に1社は新たな法人のお客さまと取引を開始すること。 ③ 支店内の行職員全員と円滑なコミュニケーションをはかること、でした。当たり前のことかもしれませんが、これを愚直に実践するとお客さまは本当に喜んでくれましたし、支店の雰囲気も良くなったような気がします。何より自分がとても楽しく仕事ができました。

横浜銀行の財産は、お客さまと行員です。その財産をさらに豊かにしていくためにも、私は創造力とこだわりを持って、横浜銀行を「しなければならない仕事」ではなく、「やりたい仕事」のある、前向きで活力あふれる銀行にしていきたいと思います。

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