法人向けインターネットバンキングの被害補償について

横浜銀行では、2014年7月17日の全国銀行協会による申し合わせ(法人向けインターネットバンキングにおける預金等の不正な払戻しに関する補償の考え方)の主旨を踏まえ、2014年12月15日(月)から法人向けインターネットバンキング不正利用被害について、当行所定の補償限度額の範囲内で、被害補償に取り組んでいます。

具体的な補償内容につきましては、お客さまそれぞれのご利用状況やセキュリティ対策の状況を具体的にお伺いしたうえで、個別に検討させていただきます。

1.補償制度開始日

2014年12月15日(月)

2.対象となるお客さま

法人向けインターネットバンキングをご契約のお客さま

3.補償の対象

第三者がお客さまのログインID・パスワードなどを盗用し、法人向けインターネットバンキングを不正利用したことによりお客さまの口座に生じた損害 ※不正な払戻しにかかる手数料相当額も補償の対象となります。

4.補償限度額

1契約者ごとに年間5,000万円まで

5.補償請求受付のための条件

次のすべてに該当する場合、補償請求を受け付けます。

  1. (1)
    不正取引が発生した翌日から10銀行営業日以内に横浜銀行への通知がおこなわれた場合
  2. (2)
    横浜銀行の調査に遅滞なく、不正取引がおこなわれた事情等について十分な説明をおこなわれた場合
  3. (3)
    警察署への通報をおこなっていることが確認できた場合

6.補償の対象とならない場合

以下の事項に該当する場合、補償の対象とならないことがあります。

  1. (1)
    他人にID・パスワードを知らせた、あるいはパスワード生成機・トランザクション認証用トークンを渡した場合またはパスワード生成機・トランザクション認証用トークンに表示されるパスワードを知らせた場合
  2. (2)
    メール型のフィッシング、不正なポップアップによるフィッシング画面等に不用意にIDやパスワード等を入力された場合
  3. (3)
    御社の社員、ご家族、または使用人自らの行為、もしくは加担によって生じた預金等の不正な払戻しの場合、およびお客さまが他人に強要されたことによって生じた預金等の不正な払戻しの場合
  4. (4)
    お客さまが日本国外に居住、または日本国外で利用している場合
  5. (5)
    お客さまが横浜銀行に対して、重要な事項について偽りの説明をおこなった場合
  6. (6)
    お客さまがウイルス対策ソフトを導入していない場合、その他上記と同程度の注意義務違反が認められる場合
  7. (7)
    銀行による調査および警察による捜査への協力がなされない場合
  8. (8)
    戦争、暴動、震災等著しい社会秩序の混乱に乗じてなされた不正な払戻しの場合

7.補償の減額ないしは補償をおこなわない取り扱いとなりうる場合

以下の事項に該当する場合、補償の減額ないしは補償をおこなわない取り扱いとなることがあります。

  1. (1)
    導入しているウイルス対策ソフトが最新の状態に更新されていない場合
  2. (2)
    当行が推奨する利用環境以外のOS・ブラウザを使用している場合
  3. (3)
    パソコンや携帯電話等が盗難にあった場合において、ID・パスワード等をパソコンや携帯電話等に保存していた場合
  4. (4)
    その他、上記と同程度の注意義務違反があると認められる場合

8.安全にご利用いただくためのご案内

お客さまにより安全に法人向けインターネットバンキングをご利用いただくために、以下のセキュリティ対策を推奨いたします。

  1. (1)
    お取り引きにはワンタイムパスワードが必要となりますので、パスワード生成機・トランザクション認証用トークンは厳格に管理してください。
  2. (2)
    セキュリティソフトを必ず導入し、常に最新版にアップデートしてください。
  3. (3)
    基本ソフト(OS)やブラウザ等、インストールされている各種ソフトウェアは、常に最新の状態に更新してください。
  4. (4)
    パソコンにインストールされている各種ソフトウェアで、メーカーのサポート期限が経過した基本ソフトやウェブブラウザ等は使用しないでください。
  5. (5)
    パスワード等を記載したワード・エクセル等のファイルをパソコン内に保存しないでください。
  6. (6)
    不審であったり信頼性が不明なサイトの閲覧、不審なメールは開封しないよう、利用者さま全員に徹底してください。
  7. (7)
    パソコンの外部からの不正操作を防止するため、インターネットバンキングを利用しない時や、インターネット接続の必要がない時は、ご利用のパソコンをネットワークから遮断したり、無線LANを切断するなど、パソコンをインターネット環境から隔離し、常時接続は避けてください。
  8. (8)
    パソコンを利用しない場合は、パソコンの電源を落とすよう徹底をお願いします。
  9. (9)
    パスワードは定期的に変更してください。
  10. (10)
    承認機能をご利用ください。また、作成者と承認者では異なるパソコンをご利用ください。
  11. (11)
    1取引あたりの限度額は適切な金額に設定してください。また、1日あたりの限度額についても、日頃の取引金額をご確認のうえ、適切な金額の設定をお願いします。

横浜銀行では、2014年11月17日より不正送金・フィッシング対策ソフト「PhishWallプレミアム」を提供しています。
内容をご一読のうえ、ぜひご利用ください。

(対応OS、ブラウザもこちらでご確認ください)

以上

(2018年10月15日現在)

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